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  • まず始めに手や棒を使って木や皮等を叩いて音を出す打楽器、木や金属の筒に穴をあけて息を送ることによって音を出す管楽器、糸や金属でできた弦を指や棒のようなもので弾いて音を出す指弾楽器もしくは打弦楽器、そして糸や金属で出来た弦を馬の尻尾や木の枝で作った弓で弾いて摩擦をおこして音を出す弦楽器に分かれます。
  • 中国の二胡とは兄弟楽器でもあり、もともと今の中国北部に住んでいた古代朝鮮の遊牧民族「奚」が使用していた楽器のへグムは唐代には中国にも伝わり、朝鮮半島へは約1000年前、北宋から高麗朝中期に伝来したと言われています。 ヘグム(奚琴)は、竹(烏斑竹の根の部分)製の胴、同じく竹製の棹、木製の糸巻き、遠山 (ウォンサン)と呼ばれる弦を受けるブリッジから出来ており、2本の弦は絹糸です。その2本の弦と弦の間に馬の尾でできた弓を入れて摩擦することによって音を出します。
    ヘグムは朝鮮半島における儀式用の宮中音楽(正楽)から庶民の祭りや遊びの音楽(郷楽)にまで幅広く使用されてきました。
    チャングムの誓いのヒロイン イ・ヨンエが’奚琴’広報大使に任命され、注目を浴びている楽器であります。
    ヘグムは2本の弦と弦の間に馬の尾でできた弓を入れて摩擦することにより音を出しましたが1960年代、全国のあらゆる楽器職人、研究者達(へグム職人はもちろんヴァイオリンやチェロの製作者)があつまり時代の流れに合わせて無限大に可能性が広がる楽器として改良が加わり、弦が4本になり絹糸からスチール弦に、弓も開放されてより繊細で情熱的な楽器、ソヘグム(小奚琴) として生まれ変わりました。
    日本でも、アジアの伝統音楽が注目される中、テレビや映画の中でも耳にすることが多くなってきている楽器であります。
    楽器の大きさ(音域)により、小奚琴(ソヘグム)、中奚琴(チュンヘグム)、大奚琴(テヘグム)、低奚琴(チョヘグム)の4種類に分かれます。

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